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四日市市の業務用エアコン|省エネ性能で電気代削減を実現する方法

近年の電気料金高騰により、四日市市をはじめ三重県内の事業者様から業務用エアコンの電気代削減についてのご相談が急増しています。株式会社RIDTECは、桑名市を拠点に空調設備工事・電気工事を手がける専門業者として、お客様の経営負担軽減に貢献できる省エネソリューションをご提案いたします。
 

業務用エアコンの電気代の現状と課題

空調工事
業務用エアコンの電気代は、事業運営において大きな負担となっています。四日市市の工場やオフィスでは、空調設備が全電力消費の約37%を占めており、照明やOA機器と比較して最も多くの電力を消費しています。電気料金単価は10年前の22円/kWhから現在は31円/kWhまで上昇し、同じエアコンを使用していても電気代は約41%増加している計算になります。
 

業務用エアコンの電気代計算方法

業務用エアコンの電気代は以下の計算式で算出されます。
 

電気代計算式
消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電力量料金(円/kWh)= 電気代(円)
例:5馬力(3.49kW)の業務用エアコンを1日8時間使用した場合
3.49kW × 8h × 27円 ≒ 754円/日
月間20営業日では約15,080円の電気代となります。

 

省エネ性能の高いエアコンによる削減効果

 

APF値による省エネ効果

省エネ性能を判断する重要な指標がAPF値(Annual Performance Factor:通年エネルギー消費効率)です。APF値は「年間を通してどれくらい効率よく冷暖房できるか」を示し、数値が高いほど省エネ性能に優れています。
 

旧型エアコン(10年前)

APF値:約4.0

年間電気代:約30万円

特徴:効率が低く電力消費が大きい

最新省エネエアコン

APF値:6.0以上

年間電気代:約20万円

削減効果:年間約10万円の節約

参照:業務用エアコンの消費電力と電気代削減
 

 

具体的な省エネ対策と実施方法

 

設備更新による根本的改善

最も効果的な電気代削減方法は、古いエアコンから省エネ性能の高い最新機種への更新です。特に設置から10年以上経過したエアコンは、最新機種と比較して年間50%以上の省エネ効果が期待できます。四日市市の製造業や商業施設では、更新により年間数十万円から数百万円の電気代削減を実現した事例が多数あります。
 

定期メンテナンスによる効率維持

業務用エアコンの省エネ性能を維持するには、適切なメンテナンスが不可欠です。フィルターの目詰まりは消費電力を約20%増加させる原因となり、2ヶ月に1回の清掃で大幅な節電効果が得られます。また、専門業者による年1~2回のクリーニングで、熱交換器の効率を最適な状態に保つことができます。
 

運用改善による即効性のある節約

設定温度の適正化も重要な省エネ対策です。夏季の冷房設定を1℃上げることで約13%、冬季の暖房設定を1℃下げることで約10%の消費電力削減が可能です。四日市市の気候を考慮すると、夏季26~28℃、冬季20~22℃の設定が効率的です。
 

夏季の省エネ対策

設定温度:26~28℃

湿度管理:除湿機能の活用

遮光対策:ブラインドやカーテン使用

フィルター清掃:2週間に1回

冬季の省エネ対策

設定温度:20~22℃

湿度管理:適度な加湿で体感温度向上

断熱対策:窓周りの冷気遮断

室外機周辺:障害物の撤去

年間通じた対策

運転時間:無駄な稼働時間の削減

風量設定:自動運転の活用

熱源管理:不要な発熱機器の見直し

定期点検:プロによる診断

参照:空調の省エネに効果的な対策方法
 

四日市市における業務用エアコンの補助金活用

 

2025年利用可能な補助金制度

省エネ性能の高い業務用エアコンへの更新には、国や自治体の補助金制度を活用できます。これらの制度を利用することで、初期投資を抑えながら省エネ効果を実現できます。
 

省エネルギー投資促進支援事業

対象:中小企業・個人事業主

補助率:設備費の1/3以内

条件:既設からの更新工事

申請時期:年3回程度公募

三重県内自治体補助金

対象:県内事業者

補助額:上限100~500万円

条件:省エネ効果の証明

申請時期:4月~6月が多い

参照:2025年業務用エアコン補助金制度
 

補助金申請の注意点
補助金は工事完了後の後払い制度です。申請から支給まで数ヶ月を要するため、事前の資金計画が重要です。また、既設設備が故障している場合は対象外となるため、故障前の計画的な更新をおすすめします。申請には省エネ効果の算出など専門知識が必要ですが、当社では申請サポートも行っております。

 

四日市市・桑名市エリアでの施工上の配慮事項

 

地域特性に応じた設備選定

四日市市は工業地帯に位置し、海からの塩害や工場からの粉塵の影響を受けやすい環境です。このため、耐塩害仕様や防塵性能の高い業務用エアコンの選定が重要となります。また、三重県の気候特性を考慮し、梅雨時期の除湿能力や夏季の高温多湿に対応できる冷房能力を重視した機種選定を行います。
 

工事期間中の営業継続配慮

四日市市の商業施設や工場では、営業や生産を停止することなく工事を完了する必要があります。既設配管の活用や段階的な機器更新により、工事期間の短縮と営業への影響最小化を実現します。土日や夜間工事にも対応し、お客様の事業運営に配慮した施工を行います。
 

投資回収期間とトータルコスト削減効果

 

コストパフォーマンス分析

省エネ性能の高い業務用エアコンは初期投資が高額ですが、電気代削減効果により3~5年で投資回収が可能です。耐用年数は15年程度のため、残り10年以上にわたって継続的なコスト削減効果を享受できます。
 

投資回収シミュレーション

設備投資額:200万円

年間電気代削減:50万円

投資回収期間:4年

15年間の総削減額:750万円

補助金活用時

実質投資額:130万円(補助金70万円活用)

年間電気代削減:50万円

投資回収期間:2.6年

総経済効果:620万円

参照:業務用エアコンの電気代と節約効果
 

長期的な経営メリット

省エネエアコンの導入は、電気代削減だけでなく、企業の環境負荷軽減にも貢献します。CO2排出量の削減により、企業の社会的責任(CSR)向上や環境認証取得にもつながり、取引先や顧客からの評価向上も期待できます。また、安定した電気代により、長期的な事業計画の精度向上にも寄与します。
 

まとめ:省エネ投資で持続可能な経営を実現

四日市市における業務用エアコンの省エネ対策は、単なる電気代削減にとどまらず、企業の持続可能な経営基盤強化に直結します。最新の省エネ技術を活用し、適切な補助金制度を利用することで、初期投資を抑えながら大幅なランニングコスト削減を実現できます。
株式会社RIDTECでは、四日市市・桑名市エリアの事業者様のニーズに応じた最適な省エネソリューションをご提案し、補助金申請のサポートから施工、アフターメンテナンスまで一貫してサポートいたします。電気代高騰にお悩みの事業者様は、まずはお気軽にご相談ください。
 

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四日市市や桑名市などの空調工事・エアコン工事は株式会社RIDTEC
〒511-0941 三重県桑名市嘉例川396-11
TEL:0594-88-5780 FAX:0594-88-5781
※営業・セールス目的の問い合わせはご遠慮願います。
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