「寒くなってきたからエアコンを暖房運転にしたのに、部屋が暖かくならない」
そんな時は、もしかするとガス漏れが起きているかもしれません！

エアコンのガス漏れとは

エアコンが室温をコントロールできるのは、冷媒ガスの働きのおかげです。
このガスによって熱を室内機と室外機の間で移動させ、室内に適切な温度の風が出されます。

冷媒ガスとは、圧力を加えると気体から液体に変化する物質のことで、温度調節に関わる家電の多くはこのガスの気化熱や凝縮熱が利用されています。
エアコンの場合、このガスは内部の熱交換器や冷媒管の中に封入されていますが、思い通りの室温にならない場合は何らかの理由で漏れ出して減少してしまっている可能性があります。

ガス漏れのサインや原因

運転効率が下がって電気代が通常よりも高額になったり、なかなか設定温度にならなかったりするため、これらがガス漏れのサインであると捉えてもよいでしょう。

また、発生原因の代表例としては、『エアコン取り付け時の施工不備』『転倒を含む室外機の移動による部品の損傷』『内部部品の腐食』などが挙げられます。

修理のご相談はお気軽に

ガス漏れの可能性がある場合、セルフチェックとしてエアコンを通る空気の温度差を確認することで、ある程度の予測を立てることができます。
室内機が吸い込む空気と吐き出す空気の温度を測り、異常値の場合はガス漏れの可能性が高いと言ってよいでしょう。

もし、メーカーの保証期間内に起きたトラブルであれば、まずはメーカーのサービスマンに相談しましょう。
しかし、保証期間を過ぎてしまっている場合や、エアコンの耐用年数を超えた経年劣化によるものである場合は、修理や買い替えを検討する必要があります。

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